韓国におけるCohrot study.
急性のCO中毒で受診し, 頭部MRIを評価された433例を解析.
さらにフォローできなかった症例やCPA症例などは除外し, 387例において急性期のMRI所見と神経後遺症リスクを比較.
・CO中毒の対応は100%O2投与が基本.
意識障害, 神経症状, 心血管障害, 重症アシドーシス, COHb≥25%では高気圧酸素療法を行なった.
・MRIは1.5Tを使用し, DWIで評価.
患者群のデータ
頭部MRI所見
・26.9%でDWIの高信号あり.
・多いのは淡蒼球
頭部画像の例
晩期神経障害のリスク
・COの暴露期間とMRI異常所見が有意なリスク因子となる
特にMRI所見は強いリスク因子
・来院時意識障害もリスクを上昇させる可能性
MRI異常所見は,
感度 75.2%[66.9-83.7], 特異度 90.2%[86.8-93.7]で晩期神経障害を示唆する所見
感度 75.2%[66.9-83.7], 特異度 90.2%[86.8-93.7]で晩期神経障害を示唆する所見