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2013年12月7日土曜日

肺塞栓の見逃しにかかわる因子の解析

American Journal of Emergency Medicine 31 (2013) 16461650
CTでPEと診断された436例のRetrospective study.
 初診時に診断できた群(Group 1)
 入院管理とし, その後診断できた群(Group 2); 21.5%
 帰宅後, 再診した際に診断できた群(Group 3); 11.9%に分類.

合計で33.5%が初診時に肺塞栓の見逃しとなっている.
初期診断の内容;
見逃しに関連する因子;

慢性肺疾患の既往, 呼吸器症状, 胸膜痛, 血痰, 肺浸潤影の存在が見逃しリスクとなる.
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それが分かった所で, 結局は除外が難しいんだなぁ、という印象しか得られない.
まぁ、よくわからない呼吸苦、胸痛、呼吸器症状では常に考慮せんといかんということが再確認できるくらいですね。