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2018年9月1日土曜日

群発頭痛の発作前後の経過

群発頭痛はTCAで最も多いタイプで, 超激痛の頭痛が発作的に生じる病態

発作前後にどのように症状が出現, 経過するかを調査した報告

発作性, 慢性群発性頭痛患者57例において発作前, 発作中, 発作後の自覚症状を質問表にて評価
(Neurology® 2018;91:e822-e831. )
・評価は前向きに行われた.
質問表にはCH, 片頭痛で認められる33症状が記載され10回分の発作について記載.

合計500件の発作について情報が得られた
・各患者で平均8.8±2.3.
・58%が慢性群発性頭痛症例

アウトカム
発作前, 発作中, 発作後の疼痛・局所症状
・発作の強い頭痛の前後に刺されるような痛みや耳閉感, 頸部痛を自覚する傾向がある.
発作前10分前後~発作後15-60分程度症状は持続する.
長い症例では120分前より頸部痛を自覚する例もある

疼痛以外の局所症状
・発作の前より眼瞼結膜充血や流涙, 鼻汁, 発汗などが先行し発作後も残存する.
時間については疼痛症状と同様, 発作前は10分前後発作後は30-60分程度までは持続し得る

全身症状
・多い症状は集中力の低下や落ち着きのなさ, 光過敏や聴覚過敏, 気分障害が発作前より生じる
・全身症状は発作の1-2時間前から, 発作後も数時間持続することがある.

発作の特徴
・発作前後の症状は3-4つ認めることが多い
・発作自体の持続時間は1-1.5時間程度
・また, 起きている時の発作の方が多い(64.8%)

これらのデータより, 群発頭痛の経過を図示したもの

また, 時間経過から5段階に分類したもの

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群発頭痛の発症経過をしっかりと評価した報告.
頭痛を診療するプライマリケア, 内科, 神経内科は必読文献と思います.
特にこの図は今後色々な本や総論に使われるのでは、と思うくらい素敵
自分の本には是非載せたい