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2013年10月23日水曜日

心血管障害リスクがある患者では特にインフルエンザワクチンは推奨される


JAMA. 2013;310(16):1711-1720.
インフルエンザワクチン vs Placeboを比較したRCTsのMeta-analysis.
 両群における1年以内の心血管イベント発症率を比較.
 6 RCTs, N=6735. 心疾患の既往があるのは男性51.3%, 女性36.2%

アウトカム;
 心血管イベントは2.9% vs 4.3%と, ワクチン群で有意にリスク低下.

特に最近ACSを発症した群で有意なイベント抑制効果が期待でき,
安定した心疾患患者ではその利点は無し.

 心血管イベントによる死亡リスクは両者有意差は認めず.

インフルエンザ感染症を契機としたACSイベントがインフルエンザワクチンで予防可能な可能性があるという解釈.
COPDもそうですし、やはり高リスク者には積極的に勧めましょう.