HSP小児例はコチラ
HSP治療についてはコチラ
成人で, 腎生検目的でコンサルトされた3156名中, 83名がHSP(2.6%).
男性64名, 女性19名. 平均年齢は59歳.
55-70yrが最も多いが, 全年齢層で認められる.
(Clinical Nephrology 2011;76:49-56)
発症時の腎生検結果は,
成人例のHSPN; Lab所見
ANA, DNA抗体, RFは通常陰性. 補体も正常範囲となることが殆ど.
IgAは43%で上昇を認める.
凝固機能は正常であり, PLT低下も認めない.
高齢者はそれだけで腎予後不良群にはいる.
成人例HSPの基礎疾患
悪性腫瘍が12例, 感染症が28例, 薬剤が15例
薬剤では, PC, FQ, CEZ, AMPC, Clarithromycin, IMP, ST合剤, ACE阻害薬, Diclofenac, Nitrendipin, Verapamil.
他にはFMFに付随するHSP, 先天性C4欠損症に関連するものなど.
アルコール摂取との関連もあり, 83名中40%がアルコール依存患者.
関連;
HSP(小児例)
HSP(治療について)