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2012年10月12日金曜日

血液腫瘍による血小板減少の血小板輸血のタイミング


Lancet 2012; online first,
Therapeutic platelet transfusion versus routine prophylactic transfusion in patients with haematological malignancies: an open-label, multicentre, randomised study


化学療法中のAML(190), 骨髄移植を予定している血液腫瘍患者(201) 391名のOpen-label RCT.
 出血時のみに血小板輸血を施行する群 vs 血小板<10000/µL時に予防的輸血を行う群に割り付け, 輸血量, 出血リスクを評価.
 患者は16−80歳.
 過去にMajor bleedingの既往(+), Plasmatic coagulopathy(+), 血小板輸血耐性がある患者群は除外

アウトカム

出血時のみに輸血する群では, 血小板輸血は有意に少なくて済む(2/3となる).
当然出血エピソードは増加するものの, RBC輸血量や死亡リスクは有意差無し.

血液腫瘍による血小板減少では血小板輸血は出血時に行うという選択も可能.