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2012年5月31日木曜日

敗血症性ショックに対するActivated Protein C; PROWESS-SHOCK trial

2001年のPROWESS trial(NEJM 2001;344:699-709)にてSevere Sepsis, Septic Shock 1690名に対してDrotrecogin alfa(Activated Protein C)の効果が検討され,
死亡率の低下効果、特にAPATCH II≥25の群で有意差が認められた。

その追試とも言えるPROWESS-SHOCK trialが発表(NEJM 2012;366:2055-64)
感染症でショックとなった1697名のDouble-blind RCT.
(全例で補液療法、昇圧剤が4時間以上使用)

Drotrecogin alfa 24µg/kg/hr 96hr vs Placeboに割り付け(PROWESS trialと同じレジメ)
28日と90日死亡率を比較.

患者の感染症背景はこちら

アウトカムは, 特に死亡リスク低下効果は認めない.


さらに, PROWESS trialで示唆された、APATCH II≥25の群ではどうかというと,
Sub解析をみてみると

有意差無し


ちゃんちゃん。

ま、日本で使えないし、これからも要らないね。by 高岸