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2021年5月20日木曜日

SLEの "診断予測" スコア: SLE Risk Probability Index

 (Ann Rheum Dis 2021;80:758–766. doi:10.1136/annrheumdis-2020-219069)

Heraklion, Attikon Univ. Hosp.において

2005-2019年に診療したSLE患者とSLEが鑑別となるリウマチ性患者より, 

それぞれ401例ずつランダムに抽出し, Machine learningを使用して SLEを示唆する情報を抽出.

・すでに分類基準で使用されている項目以外に
使用されていない項目も合わせて評価した.

・SLE 512例, Control群143例でValidationを施行

SLE診断に関連する情報

Immunologic disorder: 抗DNA抗体, 抗Sm抗体, 抗リン脂質抗体のいずれか一つ以上が陽性

所見の組み合わせによるSLEの可能性


・どのタイプでも良好

 早期SLEは発症24M以内で定義

 Lupus nephritisは病理にて診断

 Neuropsychiatric lupusはMDAにて判断され, 
 Italian Study Group attribution modelで確認

単純化したスコアリング: SLERPI
Cutoff >7ptで,
 感度 94.2%, 特異度 94.4%

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・他の膠原病と比較した時のSLEらしさを評価する項目の評価であり,
 これらデータからは自己免疫性疾患+血球障害, 蛋白尿, 頬部紅斑がSLEに特異性が高い印象
・ANA陰性例では, 滑膜炎, 白斑, 皮膚ループス, 補体低下に注目する点も勉強になる