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2020年7月14日火曜日

大腸手術前の経口抗菌薬投与はSSIリスクを減らす

(Lancet Gastroenterol Hepatol. 2020; 5(8): 729-738)

ORALEV: 大腸腫瘍, 憩室で大腸の部分切除, 全切除を予定されている患者を対象としたSingle-blind, 多施設RCT(@スペイン).
・除外項目: 2wk以内の抗菌薬投与歴, 術前にMechanical bowel preparationを施行される群, 腸管膜切除施行群, IBD患者, 活動性の急性憩室炎, 虚血性大腸炎, 感染性大腸炎, 進行癌で緩和的手術治療を施行群

術前に経口抗菌薬を投与する群 vs 投与しない群に割り付け術後SSIリスクを比較.
・経口抗菌薬はCPFX 750mg q12h2, MNZ 250mg q8h3
・両群とも術前のIV Abxは投与(Cefuroxime 1.5g + NMZ 1g 麻酔導入時)

母集団

アウトカム
・SSIは有意に経口Abx投与群で低下. NNT 15.9
表層や深部の感染が経口Abxで減少する可能性.
 臓器周囲の感染は両群とも同等.
従ってRe-opeを減らすわけではない.

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これはガイドライン変わりそうな報告です。要チェック