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2020年4月25日土曜日

本の感想: ブラックジャックの解釈学

献本御礼


まず感想の前に、発見した誤植をば
p126-129の図番号. 図5-6が2つある
p174の本文中の図7は図8の間違い


この本も鬼才國松先生の作品.
手塚治虫の漫画, ブラックジャックを現代の医学知識で見直し, 診断を再確認, またはエピソードを医学的に補足し, より楽しむような本.
当時の手塚先生の医学的知識やその先見の明を解説、称賛していたりもしている.

自分が得た一番の印象は,
「スッゲェ ファンブック キター」である.

ブラックジャックが大好きな内科医が, 本気でブラックジャックに挑戦した本.

僕もブラックジャックを読んで育った世代なので, 取り上げられていた どのエピソードも覚えていたし, 改めてあの漫画の面白さを思い出せた.

医学生や医者になってからは実は手元に本がなく, 読んでいないのだが,
第6章の「救命救急医ブラックジャック」は, たしかに!と改めて驚いた.
確かに40年近く前の作品とは思えない新しさである.


いやほんと, 40年前とは思えない. 僕がちょうど生まれる時代に連載していたとは.
改めてスゲェな. ブラックジャック
(あれ? ブラックジャックの解釈学からブラックジャックの感想になっている?)

ブラックジャックの解釈学はファンブックとしても非常に良い出来で, ブラックジャックが好きな非医療者でも楽しめる内容だと思う(一部難しいかも. でもファンならば乗り越えられるはず!)

ブラックジャックが好きな医療者ならばハマること間違いないと思う.