Phase 3 trialが発表されました
(JAMA. doi:10.1001/jama.2019.5358 )
SCARLET trial: 敗血症+凝固障害 816例を対象としたDB-RCT
・敗血症で凝固障害を有する患者, 且つ昇圧剤を必要とする and/or 人工呼吸器管理(P/F <250, 肺炎の場合は<200)となった患者群を対象.
・凝固障害はINR>1.40 またはPLT 3-15万/µLもしくは24h以内に30%以上の低下を認め, 敗血症以外の原因がないことで定義
上記患者群を, rTM 0.06mg/kg/d vs Placeboに割り付け, 6日間継続
・最大投与量は6mg, 15分かけて投与
・アウトカムは28日死亡率, 出血リスクなど.
母集団
アウトカム
・全体では28日死亡リスクに有意差なし(26.8% vs 29.4%)
サブ解析
・どれも有意差はなない
・INR>1.4 + PLT >3万では意義があるかもしれない
・4部位の多臓器障害がある場合は予後を増悪させる可能性がある
治療に伴う合併症は有意差なし
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個人的に注目していたPhase 3が発表されました
この薬はPhase 2も3も、ポジティブStudyがないのによく使用されていますよね.
敗血症では自分は使ったことなくて, 一度○ァイザー主催の交流会で吊るし上げられたことありますけども.