(Medicine (2018) 97:18(e0566))より
心不全や慢性肺疾患, 肺手術歴の既往がない全身性強皮症患者40例において, 肺USを評価. B lineの数とILD合併(HRCTで評価)の関連を評価した報告
・B lineは14領域で評価. 14領域は左右において,
前胸部: 第2肋間傍胸骨, 第4肋間鎖骨中線・腋窩前線・中線
背側: 第8肋間傍脊椎, Sub-scapolar, 腋窩後線
・B lineの数は少数ならばカウントし, 多数・癒合している場合は描出した範囲のうちB lineが占める割合(%)を10で除す(30%ならば3本)で算出
・USは4-14HzのLinear probeを使用. 評価は肺機能検査やHRCT検査結果はBlindの状態で行われた.
・HRCTはWarrick scoreを計算.
GGO 1pt, 胸膜の不整 2pt, Septal/subpleural line 3pt,
honeycombing 4pt, Subpleural cysts 5pt
7点以上でILDありと判断
B lineの数とILDに対する感度, 特異度
・ILDはWarrick score ≥7で定義
・B lineが10本以上ある場合, 強くILD合併を示唆する