それぞれのカテゴリーでの治療推奨
Group
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1st choice
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2nd choice
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追加治療
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A
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短期作用型 抗コリン吸入
もしくは 短期作用型 β2刺激薬吸入 |
長期作用型 抗コリン吸入
もしくは 長期作用型 β2刺激薬吸入 もしくは 短期作用 抗コリン + β2 |
テオフィリン
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B
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長期作用型 抗コリン吸入
もしくは 長期作用型 β2刺激薬吸入 |
長期作用型 抗コリン吸入
+ 長期作用型 β2刺激薬吸入 |
短期作用型 抗コリン吸入
もしくは/+ 短期作用型 β2刺激薬吸入 |
C
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ICS+長期作用型β2
もしくは 長期作用型抗コリン薬 |
長期作用型 抗コリン吸入
+ 長期作用型 β2刺激薬吸入 |
PDE-4阻害薬
短期作用型 抗コリン吸入 もしくは/+ 短期作用型 β2刺激薬吸入 テオフィリン |
D
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ICS+長期作用型β2
もしくは 長期作用型抗コリン薬 |
ICS+長期作用型抗コリン
ICS+長期作用型β2+抗コリン ICS+長期作用型β2+PDE-4阻害薬 長期作用型抗コリン+長期作用型β2 長期作用型抗コリン+PDE-4阻害薬 |
カルボシステイン
短期作用型 抗コリン吸入 もしくは/+ 短期作用型 β2刺激薬吸入 テオフィリン |
これでは, カテゴリーAではSABA, SAMAの吸入が第一選択となる.
中国において, Community screeningでGOLD 1-2を満たす(FEV1/FVC <0.7, FEV1 50-80%)患者群を対象としRCT.
(N Engl J Med 2017;377:923-35.)
・患者は40-85歳でGOLD stage 1-2(気管支拡張薬吸入後20分での評価), 且つ呼吸器症状があり, COPDリスク因子(喫煙, 大気汚染, バイオマス)を有する群を対象.
・過去4wk以内の急性増悪症例やLarge-airwayの疾患, 喘息, 重症全身疾患症例は除外.
上記を満たす患者群をTiotropium 18µg吸入群 vs Placebo群に割付け, 24ヶ月継続.
・呼吸機能検査所見を比較.
母集団データ
・CAT<10が7割強, mMRC<2が9割弱.
・カテゴリーではAが多く, 本来LAMAの適応とはなりにくい群を対象としていると言える.
アウトカム
・FEV1, 急性増悪頻度は有意にTiotropium吸入群で改善する結果
・CAT<10の群でも有意なFEV1維持効果がある
急性増悪の頻度, 入院リスク
・急性増悪予防効果は年間 NNT 435
・入院期間も年間 半日程度減らす
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SABAやSAMAで様子を見ることも多かったカテゴリーAのCOPDでも, LAMAを開始した方が呼吸機能の維持には有効という結果.
急性増悪も予防するが, NNTは435と実感できない程度.
症状も軽い場合, 患者の吸入に対するアドヒアランスの問題もありそう.
長期的な自覚症状の変化や肺機能予後も知りたいところだけども, その結果がでるのはまだまだ時間がかかるだろう.
さてどうすべきか.