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2017年5月2日火曜日

肺結核による咳嗽の経過

ペルーにおいて, 喀痰培養で証明された肺結核 64例の咳嗽頻度と, 治療開始後の咳嗽の経過をフォローした前向きStudy
(Clinical Infectious Diseases® 2017;64(9):1174–81)
・対象はHIV陰性の18歳以上で, 培養より薬剤感受性の良好な結核が証明された患者.
・咳嗽は半自動録音装置を用いて評価.
 以前の報告ではこの装置に咳嗽検出能力は感度75.5%, 特異度99.3%
 騒音が大きくて聞き取れない場合は除外された
・咳嗽の回数は, それぞれの咳嗽が2秒以上空いていれば別の咳嗽と判断しカウント. 咳き込みは1回でカウントする

母集団

咳嗽の日内変動と治療開始後の経過
・治療開始前の咳嗽は午後の時間帯に多い.
全体的に夜~深夜にかけては咳嗽は少ない傾向(大体2:1くらい)
治療開始とともに咳嗽の頻度は低下する

治療10日間で咳嗽RR 0.37と半分以下となる