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2017年3月4日土曜日

インフルエンザでICU管理となった患者の2割弱が細菌感染を合併

(Intensive Care Med (2017) 43:48–58 )より
スペインの多施設ICUにおける前向きStudy. 
ICU管理となったインフルエンザ陽性患者2901例中, 482例(16.6%)が細菌感染症を併発していた.
・頻度は年々増加
  2009年では11.4%, 
  2015年では23.4%

原因菌頻度

・肺炎球菌が約半数を占める.
・ついで緑膿菌, MSSA, アスペルギルスが続く.

リスク因子
高齢者, HIV陽性, 免疫不全患者はリスクとなる

細菌感染の合併は有意なICU死亡のリスク因子

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インフルが重症化する場合は細菌感染の合併を念頭において診療します.
有名なのはMMSA, MRSA肺炎ですが, 実は肺炎球菌が最も多いというのは実臨床でもよく経験します.

今回、緑膿菌やアスペルギルスなども頻度が高いのに驚きました. 
今後気をつけます.