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2016年10月4日火曜日

NOACではダビガトランの方がリバロキサバンより出血リスクが低いかも

Stroke, Bleeding, and Mortality Risks in Elderly Medicare Beneficiaries Treated With Dabigatran or Rivaroxaban for Nonvalvular Atrial Fibrillation. JAMA Intern Med より

Nonvalvular AFで新規にダビガトランもしくはリバロキサバンを開始した118891例を後ろ向きに評価
・患者は65歳以上, もしくは<65歳でESKD, 障害がある患者群(Medicareの適応となる患者群のデータを解析.)
・両群をstabilized inverse probability of treatment weights based on propensity scoreで調節し, 両者における血栓症予防効果, 出血リスクを比較.
・ダビガトランは150mg bid, リバロキサバンは20mgを使用.

アウトカム


・ダビガトランの方が頭蓋内出血, 消化管出血, 死亡リスクが低い.
・塞栓症は有意差はないが, リバロキサバンでやや予防効果が良好な傾向がある.

サブ解析


・どのサブ解析でも結果はそう変わらない.

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後ろ向き解析であり, RCTではないものの,
抗凝固作用はリバロキサバンの方が良好であり, その結果出血リスクは上昇してしまう様子

出血リスクが高い患者や, 出血の既往がある場合はダビガトランの方がより安心かもしれない.