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2014年2月14日金曜日

難治性高血圧に対するRenal denervation

Lancet 2014; 383: 622–29
Symplicity HTN-1 study; 
3剤以上の降圧薬(利尿剤を含む)を使用しても収縮期血圧≥160mmHgとなる患者群でPercuteneous renal denervationを施行したOpen-label cohort.

 3剤以上の降圧薬には利尿薬が含まれ,  eGFR≥45mL/minを満たす. 
 腎血管異常, ステント留置後, Dual renal artery, polar arteryは除外. 

150例で施行され, 最終的に3年間フォローしたのは88例.
除外理由は上記図の通り. 元々12ヶ月, 24ヶ月でのフォローで契約していた例が多い.

36ヶ月フォローした88例の母集団データ.
血圧の変動
36ヶ月でsBP 32mmHg, dBP 14mmHg低下している.
この期間で投薬内容には大きな変化は無い

また, 年齢(65歳以上, 以下), 腎機能(eGFR 45-60, >60)別での解析でもどの群でも血圧低下効果は認められた.

電解質の値はこのフォロー中も異常はなく, 副作用として電解質異常は認められなかった.
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難治性の高血圧症例に対してはRDNは効果的な可能性が高い.
電解質異常も特に生じなかったとのことだが, 36ヶ月フォローは88例でしか出来ておらず, 隠れているだけかもしれない.
ただ, この結果でさらに大規模なStudyが組めるようになりそうなので, その結果も期待したい.