Chest 2013;144:456-463
INR>1.6 and/or PLT <50kで, 胸腔穿刺をした1009例の解析.
全例USを使用して胸腔穿刺を施行. US直視下で5Fのドレーンを挿入する手技.
穿刺前にFFPやPLT輸血で補正しなかった例が706例,
補正して穿刺を施行した例が303例であった.
非補正群
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補正群
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p
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PLT<50k
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14%
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43%
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<0.0001
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PLT値
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216k[4-1278]
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154k[10-750]
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<0.0001
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INR>1.6
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89%
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68%
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<0.0001
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INR
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1.9[0.9-7.6]
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1.8[0.9-4.2]
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<0.0001
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出血合併症は
非補正群で0例(0%[0-0.68]), 補正群で4例(1.32%[0.51-3.36]).
補正しようがしまいが出血は少ない.
ただし5F程度の細いドレナージでの話.
凝固能異常の患者でドレナージする必要がある場合は,
なるべく細いチューブでUSで描出しながらできるならばそれも可、ともとれる。