Clinical Infectious Diseases 2013;56(2):236–44
感染症でICU管理されている60名のDouble-blind RCT
PIPC/TAZ, メロペネム, Ticarcillin/Clavulanateのいずれかのβ-lactam系を使用されている患者群を,
持続注射 vs 定期注射群に割り付け, 比較.
アウトカムは, 第3,4病日の血中濃度と, MICを超えている割合, 7-14日目の臨床的改善, 生存率.
PIPC/TAZとT/Cは24時間毎に交換, メロペネムは8時間毎に交換する.
両群の抗生剤使用量は同じ量/24hrで差は無し.
Baselineデータと起因菌;
アウトカム;
血中濃度は持続注射群の方が高くなる. MICを上回る例も有意に多い.
(グラフの上は血中濃度, 下は血中濃度/MIC 比)
臨床的改善率も持続注射群で有意に良好.
生存率に関しては有意差無し.
持続注射と定期打ちでアウトカムに差は無いというstudyは複数あるが,
ICU settingで血中濃度を高く維持でき、臨床的改善も期待できるのはなかなか使えるかもしれない.