6/14出版されたNEJMのギランバレーのReviewでは7%で再発を認めると。
ふむふむ。よし原文をチェックしてみよう!
Neurol Neurosurg Psychiatry 2009;80:56–59
この文献は再発性のGBS 32名、81エピソードと再発の無いGBS 476名を比較したRetrospective study
再発性のGBSとは、完全寛解後2ヶ月経過、もしくは部分寛解後4ヶ月経過して再度NINCDS criteriaを満たすGBSを発症したものと定義。
Treatment-related fluctuationとCIDPは除外している。
ちなみにTRFとCIDPの定義は下記
TRFは治療開始後GBS Disability scale, MRCの改善をみとめたが,終了後2mo以内に再度増悪したCase
CIDPはNadirがonsetから8wk以内にあり, その後も慢性の経過を示した症例と定義
再発性のGBSでは再発までの平均期間は7.9年
再発性GBSと非再発性の比較では、
より若年発症、軽症発症、MFSは再発のリスクとなり得る.
初回と再発時の病状の比較
1/3がより軽症、1/3が重症、1/3が不変。
GBSのタイプも9割で同じタイプ。
前駆感染症はやや異なることがある。